こんにちは。料理家の小牧知子です。
今日は私の主宰しているお料理教室についてお話を少し。
料理教室って、どのお教室も先生の想いが詰まっていますよね。
もともと、料理にはたくさんのルールがあります。
クライアントさんのいる撮影では、作りたい料理やレシピの前に
そのルールが立ちはだかり、その部分に気を使いながら行います。
それはとっても難しくて、四方に気を回さなくて行かないのですが、
出来上がったものへの達成感や、クライアントさんの満足を思うと、
料理家としてとてもやりがいのあるお仕事の一つです。
自分で主宰するお料理教室では、
そのルールを、いい意味で逸脱することができます。
個々の好みや趣向で、レシピ考案やテーブルコーディネートを行い、
思いのままに作り上げることができる。
空間、食器、調理道具、料理をする過程、
その日付けるエプロンや使うハンドタオルまで、自由。
どんなお花を飾っても、盛り付けも、自由に。
料理家として、今まで学んできた中でお料理にはいろんなルールがあることも、
それを考えず、自由に表現する楽しさも、
来てくださる方々にお伝えすることが出来たら。
毎日料理することって、時には大変だけれど。
料理は、人を癒すものだから。
食する人を想いながら作る時間こそが、料理のひと手間。
大切な人のために作る料理で、たくさんの笑顔が生まれることを願って
アトリエで皆さんと一緒にお料理が出来たらと
日々思っています。
写真:Akiyo Kato